Last-Modified: Mon Nov 27 06:04:03 2006
夏なんで、春バージョンから青基調に戻しました。
ついでにリンクとか緑にしてみたり、 点線にしてみたりごにょごにょ。
あと、前からすっかり忘れてたけど、italicが嫌いなのでem要素は単なる赤字に。 赤はアクセントなのですよ。
昨日IRCでいしばし師匠と小一時間盛り上がってたので、 それをまとめないと……。
あ、EGP絡みは知識がだいぶ曖昧なままてきとーに物言ってるので鵜呑みにするの禁止。
とりあえずメモ書き。
そのうち necoblog あたりにでも書こうかね。
Winny の最大の特徴は、 コンテンツを効率よく配布するためのアーキテクチャとして、 replication を最も重要視している点である。 現在のWinnyにおけるキャッシュと中継転送に依存した匿名性というのはもはや副産物に過ぎないと言っても過言じゃない。 だから、Winny が無駄にトラフィックを食うというのは的はずれな指摘ではないだろうか。
幸か不幸か Winny はキャッシュブロックマップの上限として 2GB のファイルまでしか扱うことができないが、 2GB のファイルであろうとも、Winny 上に存在するファイルであれば、よほど酷いケースでない限り取得できる。 他のアプリケーションと比較したことはないので推測に過ぎないが、 人の手を介在しない、つまり交換経済が成立しているWinMXのようなものを除くと、 これだけ大容量かつ多岐にわたる ファイル資源の共有に成功しているのは珍しいのではないだろうか。
ただ、BitTorrent の流通ファイルがどういう傾向かは知らないので、知ってる人居たらどなたか教えてください。
個人的な偏見としては、RedHatのisoimageのような、超人気ファイルに強いというような雰囲気を感じています。
まぁ、使ってみれば良いんですね、そうですね_| ̄|○
それはおいといて、他種類かつ大容量のファイルが広く流通していると言うことは、 それだけキャッシュの複製に成功していると言うことであり、 このどん欲な replication に、ネットワーク全体の帯域幅資源を消費するというのは自明のこと。
Winny よりも全体の帯域幅資源をケチりつつ効率を上げることが今後の課題である。
もうひとつ、別の話。
真紀奈さんのレポートにもあるとおり、 最大の争点はキャッシュの管理性であり、初期のWinnyにはこれに対応すべく暗号化キーがあった。 この暗号化キーは一種の名前空間となり、 全く同じ暗号化キーを指定しなければ保持キャッシュであっても内容を知ることはできなかった。 しかしながら、蓋を開けてみると結局の所全く使われず、ハッシュ値の算出その他の面でバグの温床となり続け、 最終的にトリップ実装と同時に廃止となった。 間違いなく、この辺りが一つの転換点。 内容の隠匿を辞め個人特定の実装、というのはあまりにできすぎだろう。
ちなみに、最初の転換点はキー流通が拡散方式になった辺り。
キー流通が近いノードに閉じると言うことは、解析のしやすさに直結。
確かに、ファイルの種類が多すぎるのでキーを遠くまで飛ばすと各ノードの資源を食いつぶすのも確か。
だから20000キー前後あたりでキーバッファを制限するわけで。
ここら辺から匿名性と効率で悩み始めたんじゃないだろうか。
先日 Winny の通信路の暗号化はされていないに等しいと言うことが公開され盛り上がったが、 これは一つの逃げ道だったのかも知れない。 例えば、Winnyのノード間通信というスライドを見る限り、 コネクション確立後、データ転送の度に鍵を生成しヘッダに含めている。 47氏発言では、データ転送も検索も同じプロトコル体系という発言(port0には検索接続上でデータ転送も行う)をさらに加味すると、 例えば検索クエリのようなメッセージ単位で鍵を生成しているのでは無いかとも推測できる。
この挙動は、少しでもネットワーク上での暗号の使い方について知識がある人には暴挙にしか見えない。 ある人が Winny の暗号化は通信の初期からでなくても判別できると言っていたのも納得できる。 むしろ Winny のトラフィックを検知してくださいと言わんばかりの設計だ。
本当に、47氏は暗号の素人だったのか?
おまけメモ:
はてなダイアリー - 弁護士 落合洋司 の 「日々是好日」(試験運転中)
winny開発者の刑事責任について(その1)
winny開発者の刑事責任について(その2)
この前、権利者サイドの帽子を被って講演した方ですね。
gedoh.org は、新しいレンタルサーバのライトプランに移行しようかなーと思っております。
今のサービスからの変更点としては、容量が150MBが300MBになって、 独自ドメインがいくつでも切れるようになる。 あと、IMAP とか SSL(暗号化通信ってそうだよなきっと) あたりも微妙にうれしいかな。 スパムフィルタとかも気になるところ。
ライトだと PHP/MySQL、メーリングリストは使えないけど、
どうせ今でも使えないし今後使うとも思えないのでまあいいかな。
そして価格は \20k/year から \1500/year 。
どちらにせよ、移行は今の契約が切れる年明けかな。
関係者はそのつもりで居てくだちぃ。
そして、黒猫はどうするかな。
現状の旧サービスからの移行プランを出して欲しいところ。
中抜けでwidecamp-pc meeting。
お仕事たくさんヽ(´ー`)ノ
勤務時間終了後に色々捕まって結局終バス。
PHP 絡みのトラブルシュート、まず最初に phpinfo() が基本。